ハードカバーの本が好き。
どうも、なごみ戦士です。
文庫本も好きですが、やっぱり読みごたえがあるハードカバーがいいですねー😄
背表紙、カバー裏や表紙・裏表紙の絵、タイトル、その全てが本の顔といいますか。本の下に巻いてある帯びまでずっと残しとくタイプなんですよ。
変かもしれませんが💦
子供の頃にハリー・ポッターに出会ってから、本の世界に入って行きました。
後にダレン・シャン等の長編ファンタジーを多く夢中になって読んでましたね。懐かしい。
その頃から、学校の休み時間は机に座ってずっと本を読んでるような子供でした😅
クラスの子達と馴染めない訳ではなく、単純に本の続きが読みたくて。
私の中で
クラスとの交流<<<<<<<本の続き
みたいな感じでした💧
でもその光景は、第三者からみたら一人ぼっちに見えたのかもしれん…。代わる代わる担任の先生に心配されたり面談を受けたりしました。
当時はすまなかったと思ってる。
家では、下手すると寝食を忘れて読み続けているため、母には「いい加減本を読むのやめなさい!」と怒られたり、聞かれた誕生日プレゼントは図書券がいい(本買いたいから)と答えていたり、家族からは本の虫と呆れられたりな子供時代でした。
今でもすまなかったと思ってる。
そんな、周りに迷惑かけるくらい本を読んでいた私は、現在では見る影がありません。
大人になってから、とんと読まなくなってしまいました。自分でも不思議です。
いや、なんとなく原因というか深層心理は分かっているんです。
読み始めると、その世界に入って戻ってこれなくなってしまうので、日常生活が送れなくなってしまうのを懸念している。家事などの義務が疎かになる。だから距離を置いているのかもしれません。
でもやっぱり読みたいなぁ。
最近は特に、あのころ夢中にさせた本が読みたい。
そう思うのは、その本が今の私に一番大事なことを教えてくれる気がするのかもしれない。
自分の「好き」から目をそらさない。
現在はそんな努力をしています。
前置きが長くなってしまいました。
すみません💦
本の事になると、思い入れもあるのか、どうしても口数が増えてしまいます。
今回は読書の秋ということで、一冊の本をご紹介。
頭よくなりそうな本とか、趣味が高じる本とか、そういうためになるような本じゃありません。
そういうのは私よりも他の人の方がよく知ってるだろうし、上手い紹介してるじゃろうて!
紹介するのは単なる思い出の一冊ですよ😊
モモ / 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
作・絵:ミヒャエル・エンデ
訳:大島 かおり
出版社:岩波書店
発行日:1976年09月24日
あらすじ
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります…。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。(一部抜粋)
小学5・6年生以上対象の児童書です。
児童書かよ!とツッコまれそうですが、良い本なんですよ。
当時私が読んでいた時は、辞書みたいな厚さのハードカバーでした。図書館で借りて読んでいたので手元にはないんです。
今は文庫本にもなっているみたいです。買いたい。
大人になると、こなさないといけない物事の数が多かったりします。
町の人達も、義務や責任などに追われて自分を見失ってしまったり、悩みを抱えたり、そんな人もモモに話を聞いてもらうと答えを見つけられたり、やがては笑顔を取り戻します。
モモ達は穏やかに日々を過ごしていましたが、ある日男たちが町にやってきます。日常の作業効率化、計画の重要性を説き、それによって生まれた時間を男達は盗んでいました。
後に町の人達がせかせかとした余裕のない生活、人生を送るようになるのです。
その問題に気付いたモモは、男たちに狙われ、追われていきます。モモ達の運命はいかに!
ネタバレはせんよ!
(タイトルで盛大なネタバレしているが)
モモ達、登場人物も皆それぞれ魅力的で、表紙の絵や挿し絵もミヒャエル・エンデさんが描いており、とても雰囲気があります。
自己啓発本とか読みやすくて、何が大切か分かりやすく書いてあるのが美点ですが、ストーリー重視の児童書は何が大切かは明確にはされてないんです。
でも、その世界観に描かれた全てが、大切なことを繊細に物語っているんですよね。
それを見つけるのは読み手側。
人生に答えが提示されていないように、ストーリーを通して、自分なりの大切なものを見つけていく。
それが物語には出来ると思っています。
絵本ナビ:
https://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=18229&spf=1
あらすじ抜粋させていただきました!
こちらの方が内容ともに分かりやすいです。
気になった方は、良かったらどうぞ。
Yahoo!ショッピング :
https://store.shopping.yahoo.co.jp/d-tsutayabooks/kids0198j.html
ハードカバーのものを取り扱っています。
ハードカバーは裏表紙の絵も描かれているので、絵もちゃんと見たい人にオススメ。
岩波書店:
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b269602.html
こちらは岩波書店さんにある文庫本。
安さや持ち運びを考えるならこちらがオススメです。
…ハードカバーは値段も重さもハードだから(泣)
好きだからこその泣ける現実であり、悩みどころですね💦
…児童書の良さを紹介しきれたのかは心配ですが、少しでも伝われば幸いです😌
今週のお題「読書の秋」