なごみ戦士の休息

ありふれた日常の中でも好きなこと見つけたい

再婚しないお父さんの想い


父は不器用である。
どうも、なごみ戦士です。


会社が合併し、多くの変化を経て、現在は昔に比べると休みがしっかり取れるようになった父。

休日返上、単身赴任、母子が起きる前に出勤・寝についたあと帰宅が当たり前でした。

そんな昔のせいか、父とはゆっくり会話したことがあまり無く、今ようやく父子との時間が生まれてきております。


家族としては嬉しく、有り難い思いです😊


父と会話する時間が取れるようになってから、色々な話をするようになりました。

子供ながらに忙しい父に遠慮して聞けなかったこと、不思議に感じたこと、わからないこと。

会話をしてみて、お父さんを誤解していたことや考えていたことが分かり始めて、やっと本当にお父さんという人が少しずつ身近に感じられるようになりました。



そんな今日この頃、父に初めて聞いてみたこと。
「再婚はなぜしないのか」


母が亡くなりもう十数年。前々から、周りに再婚をしないのかと聞かれて「しない」と常々言っていました。

むしろ聞かれ過ぎて、正直鬱陶しそうだったので娘ながらに不思議に思いつつも聞きにくく、今日まで聞かずにいました。


それがこの前、話の流れで聞いてみることが出来たので、その内容に少し触れようかと思いブログを開きました。



父の話だと、

50代の自分が再婚をしたとしても、今後どうしたって相手に自分や自分の親の面倒をみてもらう形になってしまうこと。

どんなに気をつけていても、再婚相手と亡き母を比べてしまうかもしれないこと。それを無意識に無神経に言動にしてしまう心配。

自分が行きたいと思った時に、母の墓参りがしたい。相手がいたら相手に悪いし、気を使ってしまうから。


というのが、理由だそうです。


私はてっきり、母に惚れて結婚した父のこと。
こだわりというか頑固というか、何か頑なになっているのかな?と誤解していたので、その意外な理由に心底驚きました。


とても現実的で、まだ居もしない相手や母への気遣いや思いやりに満ちたものだったから。


子供のころから苦労を知ってるお父さんは、現実を生きることがとても難しいことを知ってる。


ただ情だけで一緒にはならないその姿は、一見すると薄情に見えるけれど、その背景は不器用過ぎる程の誠実さだった。


お父さん。


心情をあまり話さないから、周りから誤解されるんだと思うよ。

恰好つけすぎ。

お父さんの考えは私と合わないことが多いけれど、お父さんと会話することはやめないね。

色んな意味で分かりにくいし、ギャグはスベるし、大事なことを話さないことは多いけど、その不器用な表面の裏にあるものがなんとなく分かったから。








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冷やし中華が美味しい季節になりましたね😋
これは去年のものですが、今年もお父さん達に作ろうと思います。








今週のお題「おとうさん」